人気作家の小説を分析する方法&スポーツ小説オススメ3選

小説家になるためのstudy方法


人気作家の小説は、そのまま教則本として使えるはず!!

そう考えながら、直木賞を始め、有名な賞を受賞している人気作家さんの小説を読んできました。

が!!

ただ読んでいるだけじゃダメかも(>_<)

と、いうわけで。

読み方を工夫してみることにしました。

教則本としての小説活用方法は?

小説家には、『インプット』『アウトプット』が大切と言われています。

小説を書く上での『インプット』は、たくさんの小説(本)を読むこと。

『アウトプット』は、執筆活動のこと。

 

私もこれまで、そこそこ『インプット』してきたつもりでした。

ネットやラジオ、書店の情報から、「すごい」と称されている小説を見つけて、購入して、読む!!

「感動した~(T_T)」
「面白かった~(*^▽^*)」
「これはすごい!騙された~(*‘ω‘ *)」

楽しく読了し、『インプット』した気になっていましたが・・・

もしやこれ、ただの趣味が読書の人なのでは・・・(-_-;)

そういえば、どの作品も、読み終わってすぐは「あそこがよかった」「ここのトリックがすごい」「描写力がいい」とか、頭の中で思い出し、反芻しますが、1ヵ月後には、わりと忘れています。

つまり、読書だけでは作家さんのスゴイところとか、全然盗めていない ≒ 『インプット』というわけでした。

小説家になるための自学として有名なものに、好きな小説家の小説をまるっと書き写す、という方法がありますが、ちょっと時間がない。。

そこで、インターネット上で紹介されている『小説の書き方論』を参考に、小説を教則本として活用する方法を私なりに考えてみました!(^^)!

 

その1 物語の主要人物について、性格や特技を割り出す

面白い小説は登場人物のキャラが立っている!!

と、よく言われます。

公募ガイドオンラインの、『魅力的なキャラクター設定のかんたん3ステップ』によれば

主人公の性格は、人が持っていない能力と、欠点・弱点が揃っていると、読者の共感が得られる個性的で魅力的なキャラになるっぽい・・・

つまり、小説で登場した魅力的な人物の性格、能力、欠点などをノートにまとめて見ると、自分の小説でキャラを作るときの参考資料にできそうです。

 

その2 小説の構成パターンに注目

すべての脚本家を応援するブログ『かかねば』によれば

物語の構成には4つの代表的なパターンがあるようです。

直線形・・・時系列順に連なる構成。過去を振り返るときは「回想」を利用。
多くの脚本、小説、映画、ドラマで採用されている。

非線形・・・物語のファーストシーンを最後のエピソードにするなど、エピソードが順不同
読者を混乱させる恐れがあるが、スムーズにエピソードが結び付けば類を見ない小説になる。
主な映画『パルプ・フィクション』『メメント』など

並列形・・・異なる複数のエピソードが同時進行する。群像劇やグランドホテル方式。
      主役級のキャラクターが2人以上登場することも。
主な映画『グランドホテル』『エイプリルフールズ』など

循環形・・・ストーリーの最初と最後が同じになる。ラストまで進んだ物語が冒頭に戻る。
主な映画『スタンド・バイ・ミー』(冒頭で大人になった主人公が、子供時代の思い出を振り返りストーリーが展開。ラストは冒頭の大人の世界に戻る)

それぞれの小説がどのパターンになっているのか、読んだ小説のタイトルと構成パターンを簡単にメモしていくと、ミステリー、ファンタジー、広義のエンタメ、ライトノベルなど、自分が書きたいジャンルの黄金パターンが見つかるかもしれません。

 

その3 物語のスパイス『ピンチ』がどう使われているか

面白い小説では、主人公を窮地に陥れ、それを打破することで、主人公が成長したり、心に変化が生じたりし、読者に感動を与えてくれます。

小説を読むとき、

小説中にいくつピンチが出てくるのか?
・どんな場面でピンチになるのか?
・そのピンチによって、どのようにストーリーが展開していくのか?

を、ノートに書き留めてみます。

短編、長編、ジャンルごとのピンチの量や内容、盛り込み方などに注目することで、読者を最後まで飽きさせないピンチの使い方が身につきそうです。

 

その4 小説の『スゴイ』表現に赤線を引いてみる

面白い小説を読んでいると、頭の中に場面や光景がリアルに浮かんで、匂いや味、暑さや寒さまで感じます。

人気作家たちは独自の比喩や言い回し、四字熟語、語彙などを駆使して読者の想像力を掻き立てる文章を綴っています。

その表現に改めて注目することは、文章力の上達に繋がります。

『スゴイ』と思う表現に赤線を引きながら読んでみると小説を書く時の参考になりそうです(*^▽^*)

※あくまで参考に!パクリはダメですよ~

 

ちなみに、小説はブックオフなど、古本屋で安いものを購入するのがオススメ!

ブックオフなら、準新作が200円台で売っていたり、110円の名作もいっぱいあります!

中古なら、自由に書き込みしやすいですよね(*^▽^*)

 

スポーツ小説を書く上で参考になるオススメ小説3選

スポーツ小説とは、野球やサッカーなどのスポーツを軸にストーリーが進む物語です。

スポーツ小説はそのスポーツを熟知していなければならず、書くのが難しい分野です。
つまり、言い換えれば

書くのが難しい=書き手が少ない=他の公募作品と被りにくい=受賞の可能性が上がる!!

と、いうことで、これまでスポーツ小説を書いたことのない人(私)、挑戦してみるのもありかもしれません♪

そこで、ネットなどの情報を頼りに、実際に私が読んでみて、面白かった&教則本にできそうなスポーツ小説をご紹介します(*^▽^*)

 

オススメ! スポーツ小説3選 『チーム』堂場瞬一

『あらすじ』
ゴールの瞬間まで目が離せない ノンストップ駅伝小説!

箱根駅伝出場を逃した大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば”敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。
東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は―――選手たちの葛藤と激走を描き切ったスポーツ小説の金字塔。
巻末に、中村秀明(TBSスポーツアナウンサー)との対談を収録。

個人的には、警察小説、ハードボイルドの巨匠というイメージが強い堂場瞬一さんが、スポーツ小説でも有名と知り、手に取った作品です。

実は、私は堂場瞬一さんの作品をこれまで一度も読んだことがありませんでした。
英語で言うと I’ve never read ってやつです。

なんで英語で言ったかというと、今、英語アプリで英語を勉強しているからです。
これも、小説家になるために始めたことだったりしますが、それはまた別の機会に(*^▽^*)

話を戻せば、つまり、小説を一冊読むのは結構時間がかかるので、通常、興味のある分野しか読まないという偏った読書をしていたということになります。

私はハードボイルドや警察小説やスポーツ小説より、ミステリーや感動エンタメが読みたくなってしまうので、そういう分野を書いている巨匠の作家さんの文章にこれまで触れてきませんでした。

そこで、どうせスポーツ小説を読むなら、有名な作家さんでこれまで読んだことのない作家さんにした方が、学びがありそう!と思ったわけです。

で、読んでみました。

ちなみに私は、駅伝にも全く興味なし。
ですが、読み終えたらだいぶ駅伝に詳しくなっていて「何十年も駅伝ファンの人みたい」と家族に言われるほどの知識が身についていました!

駅伝は「走る」スポーツ。

他のスポーツのように、ジャンプしたり、回ったり、蹴ったり、シュートしたりといった躍動的で華やかな技がありません。

私のような文章が下手な人だと「走った」「走っている」で説明が終わってしまう描写を、巧みな語彙力で書き分けています。

ミステリーのように謎があるわけでもないのに、ハラハラした展開で、ぐいぐい読ませられます。
小難しい説明をたらたら書かず、物語を通して、自然と駅伝のルールが勝手に頭に入って来る文章力がすごいところ!!

この本を読んで、もう一作品、堂場瞬一さんのスポーツ小説を読んでみたいと思いました!
エンタメ小説としても、超面白い!!

堂場瞬一
1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズに代表される警察小説、『焔』『ミス・ジャッジ』『チーム』『ラストダンス』『水を打つ』といったスポーツ小説など、意欲的に多数の長編を発表している。

オススメ! スポーツ小説3選 『サクリファイス』近藤史恵

『あらすじ』
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと――。
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓(ちかう)は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた! 大藪春彦賞受賞作。

こちらは、スポーツ小説でありながら、ミステリー要素も含まれるという、変化球なスポーツ小説です。
ロードレースという自転車競技について、説明くさくならずに、物語を読みながらすっとルールが入って来ます。

小説末尾の解説に

これまで「ロードレースってどんなスポーツ?」と問われ説明に苦慮していたが、今後はこの本を差し出し「これ読んで」と言えば済む。それほどのわかりやすさである。

とありますが、まさにそのとおり。

私はこの本を読むまで、ロードレースというのは自転車で走ってタイムを競うレースのことだと思っていましたが、実は、ロードレースは個人競技のように見えて団体競技であり、チーム全体で優勝を勝ち取る競技でした。

しかし、優勝者はチーム名ではなく個人名。
チームには優勝者を目指す『エース』と、自分の優勝を蹴ってエースをとことんサポートする『アシスト』がいる。という、不思議な競技で、知れば知るほど奥が深い!!

そして、レース中に起きた不可解な事故の謎。その真相には衝撃の事実が!!

ミステリー好きの方には、極上のミステリーとしても楽しめる内容です(*^-^*)

近藤史恵
1969(昭和44)年大阪府生まれ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞。ほかに『桜姫』『二人道成寺』『ヴァン・ショーをあなたに』、「南方署強行犯係」シリーズ、「猿若町捕物帳」シリーズなど、著書多数。

 

オススメ! スポーツ小説3選 『大延長』堂場瞬一

『あらすじ』
最後に勝つのはあいつか俺か。甲子園の夏はまだ終わらない

公立の進学校・新潟海浜と、私立の強豪・恒正学園との夏の甲子園決勝戦は延長15回でも決着がつかず、再試合にもつれこんだ。両チームの監督は大学時代のバッテリー。中心選手はリトルリーグのチームメイト。互いの過去と闘いのなかで、男たちの心は大きな変化を遂げていく――野球を愛するすべての人に贈る、感動の傑作長編。

こちらは堂場瞬一さんのスポーツ小説、野球バージョン!

この本を読んでいると・・・
肌をジリジリ焦がす太陽直下のアルプススタンドや、ちょっぴり音の外れた吹奏楽に合わせて、ベンチ入りできなかった野球部がユニフォームと同じカラーのメガホン片手に小躍りする応援が鮮やかに蘇りました。
得点が入った瞬間の大歓声とか。
もうちょっとのところでアウトになって「ああ~」とつい出てしまう声とか。
甲子園でよく出るスクイズも。
応援しているチームのファインプレーに湧きつつ、相手チームの選手のケガに心配したりする感じとか。
選手たちの熱い攻防に見入って、9回に近づいてくると「どっちも負けないで―」とうるうるする感じとか。
テレビ観戦の時に、ちらっと映る中年監督のめっちゃ不機嫌な顔や・・・
実況するアナウンサーが「・・・これは、ファウルになりました」と、冷静に言う感じ。
高校野球監督歴十数年のおじいさん解説者の素人っぽい説明も。
熱闘甲子園で語られる、選手たちの内に秘めた気持ちだったり、青春ストーリーだったり。
とにかく!!!
そういうの、全部まるっと、この『大延長』に詰まってます!!
まるでそこにいるかのようなライブ感!!
高校野球ファンは、絶対面白い一冊です!!
高校野球ファンじゃない人は、今年甲子園に行ってみたくなる一冊です(*^-^*)

 

いざ、スポーツ小説の構造分析☆彡

スポーツ小説を読んだら、忘れないうちに、キャラクター同士の関係性や物語の伏線、ピンチなどを自分なりにまとめてみます。

参考までに、私がオススメスポーツ小説3選をまとめたノートはこちら☆彡

堂場瞬一さん『チーム』

近藤史恵さん『サクリファイス』

 

堂場瞬一さん『大延長』

↑ノートは、自分がわかればOK!!
丁寧に清書するより、どんどん読んで、どんどん分析していく方が小説家へ近づく!!・・・気がします(*’ω’*)

まとめ

スポーツ小説で人気の作家さんは、とにかく描写力が半端なく秀逸♪

描写が苦手な書き手さんには、小説を読むだけでも参考になりそうです。

また、

スポーツ小説は、試合前の練習、試合中、試合後など、1つのスポーツを通して物語が展開していくため、小説の起承転結を作るのが苦手な人は、スポーツ小説にしてみると、うまくストーリーが進行するかもしれません!

ぜひ、参考にしてみてくださいね(*^-^*)

コメント

タイトルとURLをコピーしました